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キャップとサングラスの組み合わせの参考書【スタイル別の6提案】

キャップとサングラスの組み合わせの参考書【スタイル別の6提案】

キャップもサングラスも単体で十分に存在感があるアイテムだが、組み合わせによっては洒落感を高める一方で「やりすぎ」「怖い」「軽そう」に見られるリスクも孕む。本記事では、キャップとサングラスという“顔まわりアイテム”をどう組み合わせるのが正解かを最新スナップも交えながら6のスタイルに分類して解説。加えて、TPO別の実用的な使い方や注意点もFAQ形式で網羅。

1.ストリート・スポーツスタイルベースボールキャップ&セルフレームサングラスで服とノリを揃えるのがポイント!

スポーティなアイテムを取り入れたストリートスタイルに合わせるなら、ベースボールキャップとセルフレームのサングラスのコンビが本命だ。ちなみに、キャップとサングラス、そして服のテンションが揃っていれば、キャップの色やロゴ、サングラスのフレームやレンズカラーが派手だったとしても破綻しない。大人がこの手のスタイルを取り入れるなら下ギャラリーの大半のメンズのようにシンプルなコーデに合わせた控えめなデザインのキャップとサングラスが無難。攻めるなら、8人目の男性のように多色使いの派手なトップスに連動させるようにミラーレンズ搭載のスキーサングラスを合わせるのも◎。

こんなスタイルに筆者がすすめたいのは、47の「CLEAN UP」や、NEW ERAの「9TWENTY」シリーズ。どちらも浅めで洗いのかかった風合いが魅力だ。サングラスは例えば、A.D.S.R.「MONK」などは非常に合わせやすい。サングラスで攻めるならOAKLEY「Sutro Lite」などは非常にインパクトがあり◎

2. 都会的キレイめコンフォート浅めキャップ×細身セルフレームで、繊細かつ都会的な軽快さを演出

シャツの下に白Tやリブカットソーをレイヤードし、抜け感と清潔感を両立させるこのスタイル。顔まわりには、やや浅めのシンプルなキャップと、細身で品のあるセルフレームサングラスを合わせることで、“誠実な抜け感”を表現できる。レンズカラーはダークトーンでも構わないが、フレームが繊細であることが前提条件。パンツはタック入りのセミワイドやスラックス、足元は白レザーのローテクスニーカーなど、クリーンな印象をキープしつつもカジュアル要素を忍ばせるのが鍵。

筆者のおすすめは、Hender SchemeのジェットキャップMaison Kitsunéのロゴキャップのような、質感が上品で都会的なデザインの帽子。サングラスは、EYEVAN「E-0505」OLIVER PEOPLES「Finley Esq.」など、クラシックさとスマートさを併せ持つモデルが理想的だ。

3. ミリタリーMIXスタイルメタル系サングラスで土臭さを洗練へと変換。現代的バランス感で魅せるミリタリーMIX

ミリタリーテイストの強い装いにこそ、シャープなメタルフレームのサングラスが効く。ティアドロップ型なら色気と硬派の両立が図れ、ウェイファーラー風の角ばった形状なら、骨太な印象を保ちつつ都会的な洗練を加えられる。キャップは浅めのナイロンやコットンツイル製を選び、ミリタリー由来のディテールを踏襲しながらも、現代的フォルムで土臭さを打ち消すのがポイント。トップスにはオーバーサイズのファティーグシャツやミリタリージャケット、ボトムスにはテーパードシルエットのカーゴパンツなどでメリハリを。

このスタイルにおすすめしたいのは、WTAPSのナイロンキャップやnonnativeのGORE-TEXキャップなど、機能性と無骨さを兼ね備えたモデル。サングラスは、Ray-Ban「Aviator Large Metal」MOSCOT「LEMTOSH METAL」が、ミリタリーの土台を都会的に昇華させてくれる。

4. アメカジ/古着MIXスタイルクラシックなサングラスとカーブキャップで“土臭さ”を都会的に昇華。レトロな空気感を整える設計力が鍵

アメカジや古着MIXの装いにおいては、ボリュームとクラシック感を備えたサングラスが安定解。中でも黒や鼈甲のダークトーンなら、コーデ全体のレトロ感に奥行きを与え、クリアフレームなら抜けを演出できる。キャップはロークラウンのカーブキャップで、ツイルやデニム素材を選ぶと古着との親和性が高まる。トップスにはChampionのリバースウィーブやヴィンテージのスウェット、足元はCONVERSEやニューバランス「990系」など、クラシックな品番を選ぶと、野暮ったくならずに“味のあるこなれ”が手に入る。

こんなスタイルには、Ebbets Field Flannelsのヴィンテージベースボールキャップや、Polo Ralph Laurenのウォッシュドチノキャップを推したい。サングラスは、Oliver Peoples「Gregory Peck」MOSCOT「LEMTOSH」など、レトロクラシックなモデルが好適。

5. 帰ってきたドレスMIXスタイル顔まわりに“意図的な迫力”を宿す、イケイケなドレスMIXの処方箋

Tシャツやタンクトップにテーラードジャケット、スラックスやバギーデニムといったドレス寄りのアイテムをラフに着崩す“イケイケなドレスMIX”がいま勢いを見せている。このスタイルで鍵を握るのが、キャップとサングラスを軸にした顔まわりの設計。上半身がミニマルだからこそ、目元に情報量を与えることで抜けすぎを防ぎ、全体にバランスと迫力を生む。

こんなスタイルには、Hender Schemeのピッグスキンキャップのように素材とフォルムで上品さを宿す一品が好適。やや遊びを効かせたいなら、KIJIMA TAKAYUKIのコットンナイロンキャップで軽快さと抜けを加えるのも◎ サングラスは、GENTLE MONSTER「LILIT 01」Jacques Marie Mage「DEALAN」など、シャープなフォルムと存在感を備えたモデルがこのスタイルの要。引き締めつつも、どこか艶のあるバランスに導いてくれる。

6. プレップ×ニュースタンダードロゴキャップ×品の良い定番サングラスで、“知的カジュアル”を粋に昇華

ポロシャツやチノパン、ローファーといったプレップの要素を基軸に、色使いや素材で抜け感を意識したニュースタンダードなスタイル。キャップとサングラスも、知的さと程よい遊びを両立する“品あるベーシック”でまとめるのが鉄則。

キャップは、J.PRESSのロゴキャップNOAHの6パネルキャップなど、トラッドなテイストを感じさせるブランドのものを推したい。サングラスは、Persol「3152S」Eyevol「HEATH III」など、クラシックな輪郭をベースにしつつ、野暮ったさを排したスマートなモデルがおすすめ。派手さはないが、ディテールで“品の良さ”を演出できる。

続いては、キャップとサングラスの組み合わせに関わるFAQへの回答してゆく。

Q1. 初デートでキャップ×サングラスはアリ?

顔を隠すスタイルは、初対面の緊張感に拍車をかけ、「警戒されている」「壁を感じる」といった印象を与えやすい。特に、お互いの表情や人柄を読み取ろうとする“心理戦”が生じるシーンでは、サングラスは極力控えるか、ライトグレーや薄ブラウンといった透過率の高いレンズを選び、必要に応じて外す構えを見せるのが好ましい。キャップも同様に、黒や硬質なレザーではなく、ベージュやオフホワイトの柔らかい素材・浅めの設計を選ぶことで、警戒感を和らげることができる。

Q2. 昼寝してたらデートの時間ギリギリ!顔も髪も決まらない…そんな朝に“助かる”キャップ×サングラスの正解とは?

髪も顔も整っていない、でももう出かけなきゃ──そんな朝に頼れるのが、補正力に優れたキャップとサングラス。レンズはイエロー〜ライトブラウン系、フレームは細身のボストンorオーバルで肌の血色感を底上げ。キャップは立体感のある浅め設計で寝癖をカバーし、軽やかな抜け感を演出。キャップの色は黒やネイビーで顔まわりを引き締めるのが鉄則。

Q3. 丸顔に似合うキャップとサングラスは、どんな基準で選べばいい?

丸顔は横幅が広く見えやすいため、縦のラインを意識して“バランス補正”するのがセオリー。キャップは高さのあるクラウンやややツバが長めの設計を、サングラスは細身のスクエア型かボストン型で輪郭に緩急をつけると効果的。黒フレームや濃いレンズよりも、顔に馴染む中間色やクリア系を選ぶと、輪郭の丸みを際立たせずスマートに仕上がる。

Q4. 黒キャップ × 黒サングラスはやりすぎですか?

黒×黒は明度差が少なく顔の印象を沈ませやすいが、それゆえに匿名性や威厳を演出する手段としては極めて有効。白Tや肌見せなどで抜けを作り、色ではなく“コントラスト設計”でバランスを取れば、やりすぎどころか強力なスタイルの武器になり得る。

Q5. ファッションイベントやアート系ギャラリーなど、洒落者が集う場でのキャップとサングラスの組み合わせはどんなのが良い?

ここでは“語れるスタイル”かどうかが問われる。単なる流行ではなく、ブランドや時代背景を踏まえた意図あるチョイスが求められる。Y2K文脈のティアドロップや、ミュートカラーのローキャップなど、意味と着用者の解釈が一致していれば、装いは説得力を持つ。

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