気温と湿度の上昇により軽装になりがちな夏コーデ。時にはテーラードジャケットを取り入れて夏の装いを格上げしたい。夏にふさわしいカジュアルなジャケパンスタイルをテーマに、海外のリアルなメンズコーデを事例にした着こなしのアイデア解説、エディターによるイチオシブランドを紹介する。
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男が夏コーデにテーラードジャケットを取り入れる価値とは?大人にふさわしい品格や威厳が演出できる!
Rs-flyfishingShops編集部員が度々訪て取材を行うヨーロッパは、ドレスウェア文化が根付いていることに加えて、気温こそ高いものの湿度が高くない地域が多く、真夏でもジャケットを着用している人が少なくない。一方で、日本の夏といえば高温多湿。Tシャツに短パンにビーチサンダルといった軽装で快適に過ごしたくなるのが自然だが、ジャケットを取り入れることで大人にふさわしい風格やクラス感が演出できるなどの恩恵が享受できる。高級レストランや結婚式の二次会に使える夏用のテーラードジャケットを少なくとも1着所有しておくことは、大人男性のマナーと言っても過言ではない。
夏用テーラードジャケットの条件って何?通気性の良い生地を採用した軽い仕立てのジャケットを選ぶのが基本!
夏にふさわしいテーラードジャケットの条件を整理していきたいと思う。コットンやリネン、トロピカルウールといった通気性の良い生地で仕立てられたものを選ぶのが基本条件となる。そして暑苦しさを軽減するという意味でも、作りとして裏地や芯地といった副資材を取り除いたアンコン仕立てのモデルを選ぶのは非常におすすめ。見た目にも軽やかな雰囲気を漂わせられるのが◎。
インポートモノで間違いないモデルを探すなら、
ブルネロ・クチネリや
ゼニア、
スティレ・ラティーノ、国内なら
フィンジャックやグービ、ビームス Fのオリジナルなどをチェックしてみるのが個人的におすすめです。直営店はもちろん、有力セレクトやオンラインショップでも取り扱いが多いので、きっと自分好みの上質なテーラードジャケットに出会えると思います。
この手のアイテムと言えばビームスのドレスウェア部門の人から情報収集していますが、C直近の展示会にお邪魔した際に聞いたところ、価格値上げが続くドレスウェアブランドの中にあってクオリティに対する価格という意味で頑張っている
アルフォンソ・シリカ や
ティト アレグレット が、右肩上がりで人気を高めているようです。さらに価格帯を下げて検討するなら
タリアトーレ もおすすめですね。 ファッション業界人以外から見てもわかりやすく格好良いデザインで、タレントや格闘家などがよく着用しているようです。あと、最近は日本国内のデザイナーブランドのジャケットにも勢いがあって
オーバーコートや
シュタイン、
セッチュウ あたりが個人的に熱いです。
ここからは洒落者の注目スナップと共に、夏のテーラードジャケット着こなし術を紹介していく。
夏のテーラードジャケットの着こなしアイデア1夏らしい爽やかトーンのジャケットで季節感を演出!
夏は強い日差しの中でも暑苦しく見えないカラーリングのテーラードジャケットが狙い目。以下のファッションスナップの男性達が着用しているようなライトベージュや生成り、ライトグレーやホワイト、あるいはライトブルーなどの明るいトーンのジャケットは、イタリアのテーラーやブランド関係の洒落者が夏シーズンに好んで着用している。この手のジャケットは、ビジネスシーンでは着用できる業種や職種が限られるが、カジュアルアイテムとの相性が良く、様々なMIXコーデを楽しめるのが魅力。正統なスラックスはもちろん、カーゴパンツやデニムパンツでカジュアルダウンしたジャケット着こなしも楽しみたい方はぜひチェックしてみてほしい。色味で攻めるなら、ピスタチオグリーン、ラベンダーといった淡く明るいトーンも◯
夏のテーラードジャケットの着こなしアイデア2スキッパーシャツやポロシャツを合わせてスポーティに!
ボタンダウンシャツやホリゾンタルカラーシャツ、レギュラーカラーシャツをノータイでジャケットに合わせるのも良いが、着こなしによってはビジネススタイル寄りに見えてしまうことも。そんな懸念を払拭するのが、スキッパーシャツやポロシャツだ。下ギャラリーのアレッサンドロ・スクアルツィ氏をはじめとする3名を見てわかるようにビジネススタイルとは一線を画するスポーティでイケてるスタイルにアプローチできる。シャツのジャケットのラペルの内側にしまっても良いし、彼らのようにラペルの上に被せるとさらにお洒落上級者ならではのこなれ感が演習できるだろう。
夏のテーラードジャケットの着こなしアイデア3ジャケットスタイルにカジュアル感強めの遊びを取り入れる!
ドレスウェアの代表格であるテーラードジャケットをオフシーンでお洒落に着こなすなら、対極となるようなカジュアルアイテムを合わせて着崩すというのが洒落者がしばしば選択する手段のひとつだ。ニックウースター氏のようにショートパンツを合わせたり、それに続く二人のようにキャップやワイドカーゴ、アシックスのハイテクランニングスニーカーをチョイスするなど自由度の高い抜け感コーデがクール。、従来のクラシックなテーラードジャケットの着こなしセオリーを超えてゆくような攻めのコーディネートに惹かれるなら、ぜひ参考にしてほしい。
夏のテーラードジャケットの着こなしアイデア4ストリート・モード路線でクールに着こなす
長らく続いたの流行がダウントレンドになり、ハイブランドからファストファッションブランドまであらゆるレイヤーの幅広いテイストのブランドが、ドレスウェアの取り入れに注力している。モノトーンを中心に色数を絞ったミニマルなスタイリングが洗練への近道だ。下ギャラリー2人目のようなストリートスタイル路線の着こなしにテーラードジャケットを取り入れるのも非常に格好良い。
以下は2024年以前のコーデとなっているが今なお参考にできる着こなしも含まれているので、時間があればチェックしてみてほしい。
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ネイビーのテーラードジャケットを主役にタイドアップしたブルーシャツをインし、スリムテーパードの短丈ベージュパンツと白スニーカーを組み合わせ、夏のジャケパンスタイルを爽やかに表現。
続きを読む 2 20
夏のジャケパンスタイルを、シングルの紺のテーラードジャケットにネイビーポロシャツ、ストレートのベージュパンツとローカットの白スニーカーで構築。
続きを読む 3 20
白シャツをインしたくすみ系グリーンのテーラードジャケットとリネンのカーキパンツを合わせたアーシーな色味のジャケパンに、素足履きした黒ローファーでこなれ感を付与。
続きを読む 4 20
白でまとめたコーデの軸にベージュチェックのダブルテーラードジャケットを対比させ、清潔感のある夏のジャケパンスタイルに。
続きを読む 5 20
テーラードジャケットにショートパンツを組み合わせ、夏のジャケパンスタイルにキメと抜けを両得。
続きを読む 6 20
夏のジャケパンスタイルの定番テーラードジャケットといえば、通気性が良くサラリとした肌触りのリネン素材が最右翼。
続きを読む 7 20
黒のテーラードジャケットを主役に据えた夏のオールブラックのジャケパンに、素足履きした黒スエードのローファーで抜け感をプラス。
続きを読む 8 20
タイドアップした白シャツとスリムテーパードの短丈白スラックスでコーデの軸をクリーンにまとめ、ベージュのテーラードジャケットと生成りの中折れハット、素足履きしたブラウンスエードローファーでスタイルアップした夏の装い。
続きを読む 9 20
スリムテーパードの白パンツはどんな色味のテーラードジャケットにもマッチし、清潔感のある夏のジャケパンスタイルを表現するにも◎
続きを読む 10 20
アイボリー系白のテーラードジャケットを取り入れ、白からベージュのグラデーションを表現したクリーンでリッチな夏のジャケパンスタイル。
続きを読む 11 20
濃い色のテーラードジャケットで夏のジャケパンを構築するなら、抜けが良く重見えを緩和させる白アイテムの取り入れが吉。
続きを読む 12 20
グレーのテーラードジャケットに白Tシャツ、ネイビーのストレートジーンズとニューバランスの白スニーカーで、スマートな大人の夏のジャケパンスタイルに。
続きを読む 13 20
濃い色味のテーラードジャケットとボトムスで夏のジャケパンの輪郭を形成するなら、インナー使いするべきは重見えを抑制する定番の白シャツや白T シャツ。
続きを読む 14 20
ベージュのテーラードジャケットにブラウンのスラックスでトーンオントーンを表現した、夏のリッチなジャケパンスタイル。
続きを読む 15 20
白のテーラードジャケットに白Tシャツ、ブルージーンズで、夏のジャケパンを爽やかな印象に。
続きを読む 16 20
暗めの色で輪郭を整えた夏のジャケパンスタイルを、素足履きしたローファーの足元で抜け感をプラス。
続きを読む 17 20
シンプルな夏のテーラードジャケットコーデは、サイズ感とシルエットがお洒落見えの重要なファクター。
続きを読む 18 20
夏のジャケパンスタイルに取り入れるテーラードジャケットは、薄手のアンコン仕立てやニット、ジャージ生地が選択肢。
続きを読む 19 20
コットン、リネンといった素材だけでなく、どのような織り方でつくられた生地なのかも意識したい。例えば、こちらのスナップで着用されているシアサッカーは、凹凸のある生地感で肌離れが良く、夏に最適な織柄の生地として知られている。Tシャツ×ブルージーンズの着こなしをスタイルアップするのにもうってつけ。
続きを読む 20 20
ジャケパンスタイルを夏らしく着こなすのであれば、軽快な雰囲気の演出が重要だ。リネンのジャケットにコットンの短丈スラックス、そんなスタイリングの足元にはローファーの素足履きがよく似合う。全体的に品のあるアイテムの組み合わせながら軽やかさを感じるバランスで、洒脱なジャケット着こなしを実現できることうけあい。
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