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グレーのグラデーションを黒のスイングトップで際立たせスタイリッシュにまとめたメンズコーデ
ショート丈で裾がリブ仕様になったスイングトップは、インナーの裾を見せたこなれ感のある着こなしも◎ とりわけ配色のバランスを調整する際のテクニックとして最適だ。そんなレイヤードテクニックを駆使し、グレーのグラデーションを黒のスイングトップで際立たせたこちらの御仁は、冬のカジュアルコーデをモノトーンでシックに表現。タートルネックの見せ加減とニットの裾のチラ見せ具合も絶妙で、色数の少なさを感じさせないその着こなしはモノトーンコーデのお手本と言える。もちろんハズし的にプラスした迷彩柄バックパックのアクセントも見逃せない。
Ben Sherman(ベン シャーマン) スイングトップ
チェック柄スイングトップをロングコートの上に重ねて高度なレイヤードコーデを表現
ロング丈のアウターの上にショート丈のアウターを重ね着したスタイルは、ここ最近のピッティウオモでちらほらと見かけるようになった洒落者の上級テクニック。かつては奇をてらった突飛な着こなしとして敬遠されていた感もあるが、ヴェトモンやバレンシアガなどストリート、モードを牽引するブランドの提案により気運は一変し、今では高感度なファッショニスタたちが実践する高度なレイヤードスタイルとして徐々に認識され始めている。こちらのスナップではロングコートの上にバーバリーチェックのスイングトップを重ね、ベージュの色味を合わせることでアウター間のギャップを軽減。スイングトップとコートの印象を馴染ませて一体感を演出し、こなれ感漂うレイヤードスタイルを完成させている。
BURBERRY(バーバリー) チェック柄スイングトップ
スイングトップのモッズスタイルを今っぽいアイテムとこなれ感のある着こなしでアップデート
スイングトップの原型と言えるハリントンジャケットは、1960年代のイギリスでモッズとスキンヘッドたちの間でブレイクし、一気にUKスタイルの象徴的なアイテムとなる。当時のスキンヘッドたち、いわゆるワーキングクラスのロウギア系は、バラクータのハリントンジャケット「G9」に、ベン・シャーマンのボタンダウンシャツやフレッド・ペリーのポロシャツを合わせ、サスペンダーで吊り下げたリーバイスの「501」とドクターマーチンの編み上げブーツをコーディネート。その後も、1970年代末から1980年代初期にかけてのモッズリバイバルやブリットポップ全盛の1990年代にも、ハリントンジャケットの人気は繰り返し再燃している。こちらの御仁のコーディネートは、そんなかつてのモッズを彷彿とさせるスイングトップのスタイリングを、今っぽいアイテムの取り入れとこなれ感のある着こなしでアップデート。ワイドパンツとスニーカーの足元でリラックス感を演出し、胸から下を開けたダブルジップのジャケットの抜けからプリントシャツを覗かせてキメ過ぎないほどユルな雰囲気に。