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サイドゴアブーツ 特集!意外な歴史からおすすめモデルまで一挙紹介

サイドゴアブーツ 特集!意外な歴史からおすすめモデルまで一挙紹介

サイドゴアブーツは、サイドにゴア(ゴム)を採用することでスマートな見た目と機能性を実現したブーツだ。ブーツとしては珍しいフォーマルな起源を持つことから、スーツスタイルに合わせても良しとされている。今回は「サイドゴアブーツ」にフォーカスし、その歴史や選び方、注目アイテムを紹介!

その魅力と特徴的なデザインサイドゴアブーツとは?

サイドゴアブーツとは、その名前の通り両サイドに伸縮性のあるゴア素材を施したブーツのこと。他のブーツにはない着脱のしやすさや、足にぴったりとフィットする着用感が魅力だ。簡素なルックスとフォーマルなルーツを持つことから、ビジネスからカジュアルまで汎用性の高いブーツとして知られる。デザインとしては、装飾のないプレーントゥがもっともベーシックだが、メダリオンやパーフォレーションを配したカジュアルなデザイン、ダブルソールを採用したアウトドア志向のデザインも存在する。また、筒丈の長さによっても印象が変わるので、しっかりと吟味したい。

サイドゴアブーツの意外な歴史1ブーツとしては珍しいフォーマルな起源

軍靴をルーツに持つ多くのブーツと異なり、サイドゴアブーツの起源はイギリス王室。1830年代中盤、ロンドンの革靴屋が当時即位したばかりのヴィクトリア女王のために仕立てたのが始まりとされている。そしてヴィクトリア女王以上にこのブーツを気に入ったのが、夫のアルバート公だ。合理的思考の持ち主だったアルバート公は、着脱が簡単でフィット感が得やすいことを目的として作られたサイドゴアブーツの魅力に取り憑かれ、イギリス議会への登院時などに着用。このことから「アルバートブーツ」という名称でも呼ばれることとなった。

写真:Mary Evans Picture Library/アフロ PRINCE ALBERT, CONSORT OF QUEEN VICTORIA Formal portrait photograph of Albert standing and holding on to the back of a chair. Date: 1819-1861

サイドゴアブーツの意外な歴史2あの坂本龍馬も着用していた

イギリス王室から生まれたサイドゴアブーツは1840年代後半から徐々に普及し始め、1850年代後半、江戸時代末期には日本にも渡来した。あの坂本龍馬が履いていた「長靴」もサイドゴアブーツだ。明治時代から第二次世界大戦前までは礼装用などに履かれることもあり、昭和天皇も愛用していたと言われている。

サイドゴアブーツの意外な歴史3ビートルズが愛用したことで大衆に定着!

第一次世界大戦後のイギリスでは、一部の礼服や乗馬用のブーツとして用いられていたが、長らくのあいだファッションアイテムとして街で普及することはなかった。1960年代に入り、ビートルズやローリングストーンズなどのスターが愛用し始めたことがきっかけとなって市民権を獲得当時の一大ムーブメントを象徴するアイテムのひとつとなったサイドゴアブーツは、若者のあいだで空前のブームを巻き起こす。そしてそのムーブメントの中心地がロンドンのチェルシー地区であったことから、サイドゴアブーツは今でも「チェルシーブーツ」という別名を持つ。その後、サイドゴアブーツは世界へと広まり、数ある革靴の一種として定着した。

 

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ちなみに英語圏ではサイドゴアブーツ(Side Gore Boots)と呼ぶことは少なく、基本的にチェルシーブーツ(Chelsea Boots)と呼ぶ。国外あるいは国外サイトでショッピングする場合のためにも覚えておきたい。

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