④最高峰のミュージアムカーフを使用したワンランク上の一足「ジョンロブ(JOHN LOBB) LOPEZ」
キング・オブ・シューズ”としても名高い、英国発祥のジョンロブ。さまざまなシューズで名作を生み出しているが、ローファーの分野では「LOPEZ(ロペス)」がそれにあたる。素材に美しいミュージアムカーフを使用。独特のムラ感や艶、キメの細かさは既製靴の最高峰と言えるだろう。サドルは主張しすぎず、シンプルなデザインで全体の印象を引き締める。U字のステッチは、2枚のレザーを合わせて縫い上げた薄い拝みモカ。採用されているローファー専用のラスト「#4395」は、細身な印象を与えながらも自然な丸みを帯びた秀逸な木型だ。甲の高さも程よく、ヒールが内側に傾斜しているため長時間履いていても疲れにくく、快適なフィット感を得ることができる。
⑤エレガントとカジュアルを兼ね備えるコインローファー「パラブーツ(PARABOOT) BRIGHTON」
皮革裁断師のレミー・リシャールポンヴェール氏によって、1908年に設立されたパラブーツ。革靴ブランドとして世界で初めてラバー製のソールを開発し、現在でも自社でソールを手がけている。ビーフロール仕様のサドルが特徴のBRIGHTONは、パラブーツらしさが随所に見られる一足。アッパーには、しっかり成型された上質カーフレザーが使われており、柔らかくしっとりした質感で、耐久性にも優れる。ラウンドトゥのベーシックなシルエットながら、パラブーツ特有の”緑タグ”でカジュアルな雰囲気も。さらに自社製のラバーソールが優れたグリップ力を発揮する。
⑥イタリアブランドらしいエレガントなコインローファー「サントーニ(Santoni) MCOR16301LBINTXXN01」
サントーニは、1975年にアンドレア・サントーニによって創業したイタリアのシューズメーカー。40年という靴ブランドとしては短期間で世界に名前を知られるようになり、倍以上の歴史のあるブランドにひけを取らないクオリティの革靴を手がけている。端正な顔立ちのこの一足は、精巧なモカシン縫いとサントーニらしい細身のシルエットが特徴。エレガントなアッパーと、ナチュラルカラーのソールが他にはない雰囲気を演出する。日本でも根強い人気を誇る、クラシコイタリアの代表格らしい一足だ。
