
リーバイスやラングラーと並び、ジーンズの3大ブランドに数えられる「Lee(リー)」。実は、今や定番となっているジッパーフライジーンズの生みの親ということをご存知だろうか?今回は、そんなLeeの大定番モデル「101」にフォーカスして歴史と魅力、おすすめモデルを紹介!
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Leeとは?食品卸からアメカジの象徴へと異色の進化を遂げたデニムブランド
Leeは1899年に米国カンザス州で創業された、ジーンズを語る上で欠かせない老舗ブランドだ。リーバイス、ラングラーと並び“ジーンズ三大ブランド”と称されるその背景には、世界で初めてジッパーフライを採用した革新性と、ワークウェアから始まった堅牢なものづくりの哲学がある。設立当初は食品の卸売業を営んでいたが、1900年代初頭にオーバーオールの製造へと事業転換。1911年に自社工場を立ち上げ、ジーンズメーカーとして本格始動した。そして1920年代には、後にブランドの象徴となる名作「101」が誕生。1927年、それまでボタンフライしか無かったジーンズにジップを付けたジッパーフライタイプのモデル「101-Z」を世に送り出し、常識を塗り替えた。この革新性こそが、今なおLeeを語るうえで欠かせない要素となっている。
Lee「101」ジーンズとは?世界初のジッパーフライでジーンズの歴史を切り拓いた名作
Lee「101」は、ジーンズの歴史を語るうえで欠かせない名作であり、2025年にスタイルナンバー誕生から100周年を迎えた。もともとは1924年に「COWBOY PANTS」としてリリースされ、1925年に「101」のスタイルナンバーが与えられた。そして1927年には、世界初のジッパーフライ仕様ジーンズである「101-Z」が登場。さらに1946年には「RIDERS」という商標名が付けられ、現在に至るまでその呼び名が定着している。Lee「101」は単なるプロダクト名を超え、デニムにジッパーという革新を持ち込んだ先駆者的存在。ブランドのフラッグシップであり続けた本モデルは、現代でも多くのジーンズに影響を与えている。
Lee「101」ジーンズ年表
1924年 | 13ozデニムを使用した、カウボーイ向けに開発された「COWBOY PANTS」がデビュー。 |
1925年 | 「101」のスタイルナンバーが付く。 |
1927年 | 防縮加工を施した、世界初のジッパーフライジーンズ「101Z」を開発 |
1938年 | バックポケットの銅製リベット廃止。X型カンヌキの“スレッドリベット”を採用。 |
1946年 | “レイジーSステッチ”の採用開始。“COWBOY”から“RIDERS”へ移行。RIDERSの商標登録。 |
1955年 | 名優ジェームズ・ディーンが映画『理由なき反抗』にて着用 |
1958年 | 101をサテン生地に置き換えた、スタイルナンバー“100”WESTERNERが誕生。アメリカ東海岸の“アイビー・リーグ”に所属する学生らを中心に人気を博した。 |
Lee「101」ジーンズの流行のきっかけは?名優ジェームズ・ディーンが映画『理由なき反抗』にて着用して大流行
101は登場から約30年の歳月を経て、1955年公開の映画『理由なき反抗』にて、主演のジェームズ・ディーンが着用したことがきっかけとなり若者の間で大流行。“リー・ライダース”という愛称で親しまれ、今日まで不動の人気を誇っている。ちなみに、ジェームズ・ディーンはリーバイスのCMに起用されていたこともあったが、プライベートではリーを愛用していたという。リーバイスのCMに起用されていたこともあった彼だが、プライベートではLeeを愛用。彼のスタイルは、ファッションとしてジーンズの可能性を世界に広めることとなった。
懐かしのリーバイスのCMはこちら。
ここからは、Lee「101」ジーンズの現行モデルの魅力と特徴を詳しく解説!
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